積み重なるものに

大阪についた。映画「真言アイロニー」完成披露試写に早めの前乗り兼、遅めの帰省。

週頭から3日間、□字ック山田佳奈さんの集中ワークショップに参加していた。

とても真摯な、基礎的な内容で気づきの多い時間だった。今回わたしの場合は、主に自分の生活とそれが芝居にもたらす影響について。

かなり悩んだし、悩んでいるし、すぐに変えられるものではないけれど、できることからやっていく。

忘れてしまわないうちに、山田さんに紹介してもらったシステム、メソッドについては掘り下げて調べる。

山田さんと他の参加者の皆さんと話しながら、目指す場所のために何が必要なのか不要なのか考えて、長い目で見れば不要なことに割いた時間の多さに気づかされた。「その時はその努力が必要だった」として笑ってあげないと当時のわたしが浮かばれないのだけど。不安だったんだな。そして不要なことたちは去年ばっさりとわたしの元から離れていったところだった。

我武者羅でいれば不安から目をそらせるから、それは美しい努力のようだけど、搾取されていても気づかなくなる。

自分を消耗するんじゃなくて、教養であったり経験値、自分の財産になることを積み重ねたい。

そんな事を考えながら、大阪行きのバスで読書。戯曲。

「カリギュラ」友人の文学青年が読んでいたので借りた。

彼は演劇人ではないけど私より戯曲を読んでいる、いや、私が演劇人の割に読んでないんだよな…

カミュは「異邦人」なら読んだ事があってとっかかれそうだったので(内容は平易なあれではないけど)半ば焦りながら借りた。そんな適当なきっかけでも読んでみればやっぱり面白いし、読みおわったいまは解説を読み漁っている。

今年は芝居オタクになろうと思う、徹底的に。演劇も映画も、観ている量も知識も全然足りていない。

オタクにはなろうとしてなれるものじゃないけど、沼に足を突っ込まないとなりようもないし、義務的にでも突っ込んで仕舞えばあとはズブズブいくだけだと思う。そもそも好きなんだから。

10年以上先になっても積み重なるものに時間とお金を費やしていこう、一時の楽しみに思えるものさえ、自分を豊かにするために費やしていこう、絶対この気持ちはいずれ新鮮さをなくして忘れてクサクサする時が来るので書き留めておく。

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